クラス編成と降級馬
3歳馬と古馬との混合戦が始まる
さて、6月初旬〜中旬になるとクラス編成が行われますが、ここでどう予想を組み立てていけばいいのか、管理人なりの見解をお話ししてみたいと思います。
このクラス編成後に何が変わるのかと言いますと、まず3歳馬と古馬が同じレースを走ることになります。
また、この時期になると古馬については収得賞金が見直されますので、例えば1000万下条件を走っていた馬が500万下条件を走るようになるなど、レース体系が大きく変わってきます。
予想のポイントは降級馬
そしてこの時、条件=クラスが下る馬を降級馬と呼びます。
もともと同条件を勝って上のクラスで走っていた馬なのですから、クラスが下がれば能力的には上な存在であることは明白なわけでして、これが予想に大きな影響を及ぼすので注意が必要です。
また、中にはあえてクラスが下がるのを待って出走してくる馬もいますので、その降級馬の見極めは大変重要なものとなります。上のクラスではイマイチだった馬でもクラスが下がった途端に好走するパターンってやつですね。
それではどんな降級馬が好走しやすいのかと言いますと、先にも話しましたように、あえてクラスが下がるのを待っていた馬です。
好走パターンをローテーションで見抜く
これを見極めるには、まずその馬のローテーションに着目することが重要になります。
具体的には、コンスタントに使われ続けていた馬が、妙にレース間隔を空けてきたら要注意。このよう馬は明らかにクラスが下がるのを待っていた馬なので、例え近走の成績が悪くとも軽くは扱えません。
また、逃げ先行脚質の馬にも注意したいところです。
クラスが下がればレースの流れが緩やかになりますし、当然マークの方も甘くなるのですから、前目で競馬する馬にしてみれば大きなプラス材料となるからですす。特に逃げでしか結果を出していない馬は激走の可能性が大。下級条件ではそもそものスピード能力が違うのですし、それで楽な展開になれば……後はもうお分かりですよね?
もちろんスピード指数も重視しなくてはいけませんが、その数字に現れないファクターもまた重要です。
軸馬専科ではその部分も十二分に踏まえ、より精度の高い指数が算出できるよう予想システムを組んでいますが、いわゆる「ヤラズ」「叩き」の一戦とした走った馬の正確なスピード数値は算出できないからです。
そんなわけですので、指数をそのまま鵜呑みにするのではなく、クラス編成直後の降級馬のローテーションには細心の注意を払って予想をしましょう。